1月の終活を知ってみよう会レポート

昨日の16日(火)、終活を知ってみよう会が開催されました。今回のテーマは「人が亡くなった後、やらなくてはいけない各種手続き」。

とっても実務的なテーマで、喫緊には必要じゃないと思われたためか、それほどお集まりいただけませんでしたが、実務的がゆえに、先に知っておいたほうがいいですよ~、とあらためて思いました。

多くの場合、葬儀をおこなった後、葬儀社さんから「このあとの手続き」についての一覧表をもらいます。役所の手続きや保険、年金などについて書いてあり、クラクラした経験がある人も多いのではないでしょうか。
こうした表は役に立ちますが、カバーしきれていないものもあったり、種類別になっていて手続きをする側の視点でないこともあり、分かりづらかったりします。

終活カウンセラーの石崎さんは今回、「役所への手続き」「もらうための手続き」「やめるための手続き」「引き継ぐための手続き」など、とても分かりやすいカテゴリーに分け、解説してくれました。
大事なポイントは、期限です。手続きによって、亡くなってから7日以内とか10日以内とか14日以内とか、早急に対応しないといけないものもあります。また、2年以内や5年以内というものもけっこうありますが、ぎりぎりになってやると、その間に費用が値上がりしていたという田名さんのご経験も語られました。

びっくりしたのは、配偶者が亡くなった後、結婚前の姓に戻せる手続きがあることや、姻族関係を終了させる手続きがあるということ。後者は昨年出版された「死後離婚」という本で話題になりましたが、へーーー、そんな手続きもあるんだねー!と皆さんで驚きひとしお。あまり知られていない法律や手続きを知る、とても貴重な機会でした。

それにしても、銀行口座や公共料金のほか、新聞、携帯電話、インターネット、クレジットカード、諸々の会員などなど、小さなものを含めたら膨大な手続きが必要になります。ひとが一人生きるのも、死ぬのも、本当に大変なことなのだなと感じました。
これだけ見ても、ひとは社会と関わって生きているのだと分かります。そして、それらの手続きは放っておかず、きちんとやる必要があるなあと。実務的な中にも、今回も学びの多い会でした。

さて、来月のテーマは「樹木葬」です。とても関心の高まっている樹木葬、気になる方はぜひお越しくださいませ~♪