まずは解体工事が始まりました。建設業は廃棄物を多く排出する業種ですがリノベーション工事では廃棄物の量が大きく削減することができます。リノベーションの計画内容によって解体範囲も変わりますが、今回の笑恵館の工事でも解体せずに維持する範囲があります。一方で解体した範囲は床や壁、収納棚、建具がなくなり広く明るい空間が現れます。 笑恵館の1階は解体工事が一段落して、今は広い空間を見渡すことができます。冬の低い陽射しが奥まで差し込み、撤去された窓の開口を覆うビニルシートには庭の樹木の影が映り込む光景が見られます。偶然の光景ではありますが庭の広さがもたらす借景ならぬ借影とでも言いましょうか。

1220解体 1220解体雹

その庭に面した外側も窓、雨戸、縁側が撤去されて少しスッキリして広く感じられます。この日(12/20)突然の雹(ひょう)が降り、一面を白く覆いましたが、今後はデッキや植栽などの計画を進めて、四季を通じて楽しめる庭づくりをしていきます。